2009年5月25日午前0時半頃に発覚した約1年前の未解決事件です。
殺害されたのは、東京都板橋区弥生町79番地に住む不動産賃貸業・瀬田英一(74)・妻千枝子(69)の老夫婦。二人は鈍器で殴られた上、片刃で細身の刃物で胸などを刺され殺害。
犯人は遺体の周りに油をまき放火するという計画的、且つ準備周到な凶悪事件です。
瀬田英一さんは、戦前までは「自宅から他人の土地を踏まずに池袋(約3.5㎞)まで行ける」、と言われるほどの江戸時代からの大地主です。(私も過去20年前に地元不動産会社の友人から聞いたことがありますが、かなり有名な話です。驚きの事実は、瀬田英一さんは昭和20年に家督相続を受けていますが、逆算すると8~9歳?で大地主になったわけで、いまだかって世間で仕事をしたこともなく悠々自適な生活を送っていたことです)
樹木がうっそうと茂る広大な敷地に暮らす夫婦は地元では有名な資産家であり、半径100mの範囲だけで30筆、約7500平方メートルの土地を所有。賃貸住宅・駐車場を多数保有し賃料収入で生活をしており(過去納税番付にも何度か出ています)その暮らしぶりは有名で、毎晩のように夜の街にくり出し、羽振りの良さを公言、夜の池袋では会長と呼ばれ、飲み代は月に300万とも言われていたようです。。
一方、昼は引きこもって電話に出ないなど変わった一面があったようです。また銀行嫌いでも有名で「金融機関は信用できない」が口癖で自宅には多額の現金や貴金属を保管していたとされ、赤外線センサーを設置するなど用心 深く生活していたようです(事件後の自宅からは数千万円がみつかっています)。
この赤外線センサーは侵入者がいると、自宅内外に大きな警報音が鳴り響くように設置されており、室内警報調整BOXでしか音を切ることが出来ないようになっていたようです。この事件の当日は、雷雨に伴い警報音がかき消されたようで犯人は周知の犯行に及んだようです。
この事件は、「不動産がらみの犯行説が濃いのではないか」と推測している方が多く、数年前、自分が所有していた自宅近くの土地について、借り主から「暴力団関係者が転売目的で買いたがっている」との話を聞き、「あんなやつらに売るか」と拒否。暴力団関係者が瀬田さんを脅すなどトラブルもあったようです。
瀬田さんと親しい知人女性は「借地権の売買をめぐり、トラブルがあるらしい」と聞いていたらしく、その内容は借地権の売買には土地所有者の承認が必要となるが、瀬田さんが電話に出ず連絡が取れないことが多く、こうした事情のため、借り主は借地権の売買や借地権の契約更新の手続きが取れない状態が、数十年前から続いていた。
瀬田さんが売買を認めず、訴訟に発展したケースもあったようです。
夫妻が長年通っていた夜の池袋駅西口近辺では、“玉のこし”に乗った千枝子夫人に対する羨望と嫉妬も犯行説を言う人もいます。その羽振りの良さから“会長”とよばれていた瀬田さんは、池袋の芸者やホステスから引く手あまた。中でも美人芸者として名をはせていた千枝子さんは瀬田さんの一番のお気に入りで、65年ごろ、瀬田さんが前妻と離婚した後に妻として迎え入れたのです
瀬田さんと千枝子さんの結婚は池袋西口でも大きな話題になった。
結婚後、千枝子さんが知人を連れて夜の西口に“凱旋”することも多く、当時の同僚芸者がママを務めるスナックや小料理店、料亭などを訪れては、5万円から10万円のお小遣いを振る舞っていました。その一方で、同じ池袋に店を持ちながらほとんど相手にされなかった元同僚もいて、千枝子さんの姿を苦々しく見ていたようです。
犯人は単なる物取りとの見方がある一方、不動産にまつわる金銭トラブルも明るみに出るなど謎は深まる一方だが、「札束につまずき足をくじいた」ほどの“玉のこし”を実現した千枝子さんをねたむ人物がいたことも間違いないよです。
また、千枝子さんは、大のパチンコ好きで毎日パチンコに出かけ、常連客に食事、酒を振る舞う親分肌の事実もあり、その線からの犯行説も浮上している。
ただ今回の事件は迷宮入りがあってはならない。
「見つからなきゃ人殺ししても罰せられない」なんて、許されるはずがありません。
不動産がらみの説が多くあります。何かしら業界情報があるかもしれません(瀬田さんの土地を買わないか・・・等・・・以前5~6年前私の会社に情報があり物件を見に行ったことがあります)
不動産業界携わる中、些細なことでも「瀬田英一」さんがらみの不動産情報があれば、犯人逮捕に進展するかもしれません。
※情報提供先:板橋署特捜本部 03-3964-0110 内線6531/6532
2010/7/13、土地登記簿謄本で瀬田さんの所有権は事件が無かったようにそのままです。(相続人と思われる瀬田さんの子ども2人、千枝子さんの連れ子1人、子どもたち3人が相続だと思いますが・・・)
風化されて忘れられる事件・・・現実に存在する不動産・・・今後、この莫大な不動産資産は誰がどう処理していくのかわかりませんが、心よりお二人のご冥福を祈らさせていただきます。
